不正咬合の予防

予防矯正(無料)  

CariesPrevention

お茶
お茶に含まれるポリフェノールは糖尿病を予防し、歯ではミュータンス菌の増殖、プラーク形成を抑制し虫歯を抑制する。お茶に含まれるエピガロカテキンガレートはカテキン(茶タンニン)の一種で、エピガロカテキンガレートはインフルエンザの表面の突起に付着し、ウィルスが細胞に取りつくのを阻止する。エピガロカテキンガレートは虫歯菌を殺傷し、歯垢を作る酵素の機能を抑制する。つまりお茶に含むカテキン(茶タンニン)は虫歯菌を殺傷し、歯垢を作る酵素の機能を抑制する。赤ワインに含まれるポリフェノールは認知症、糖尿病を予防し、歯ではミュータンス菌の増殖、プラーク形成を抑制し虫歯を抑制する。
ガム
ミツバチは、ポプラ、ぶな、松などの樹脂をかみ続け、それを唾液中の酵素と混合して形成されたフラボノイドを濃縮したプロポリスという樹脂で巣を作る。又、唾液中に含まれるこのフラボノイドは、殺菌作用を有するので、巣は殺菌され、清潔に保たれることになる。フラボノイドを濃縮したプロポリスは、消臭、殺菌作用を有するので、ガムに入れられたり、健康補助食品として販売されている。
プロポリスpropolis
ミツバチが野外から採取した植物の樹脂などを練り合わせ、営巣空間の内面を内張りしたり隙間を埋めるのに使う物質で、フラボノイドとは、ポリフェノールと呼ばれるより大きな化合物グループの代表例。その中にアントシアニン、カテキンやフラバンを含む広い概念。

お茶に含むカテキン(茶タンニン)は虫歯菌を殺傷し、歯垢を作る酵素の機能を抑制する ミツバチは、ポプラ、ぶな、松などの樹脂をかみ続け、それを唾液中の酵素と混合して形成されたフラボノイドを濃縮したプロポリスという樹脂で巣を作る。
ラボノイドを濃縮したプロポリスは、消臭、殺菌作用を有する

スクロースは、サトウダイコン(甜菜)10-17%とサトウキビ(甘蔗)15-20%で形成される。リンゴ、オレンジ、グレープフルーツのスクロース含有量は2-4%、桃は5%、キャベツ、ブドウ、チェリー、セロリなどは1%以下である。加工食品では、パン2%、アイスクリーム10-20%、チョコレート30-60%のスクロースを含有している。天然食品には、スクロース以外に、グルコース(ブドウ糖)、フルクトース(果糖)を様々な割合で含んでいるので、様々な甘味になる。
ソルビトールは、イチゴ、さくらんぼ、リンゴ、梅に含まれている糖アルコールで、カロリー価は、スクロースと同程度、甘味度はスクロースの約60%、虫歯の発生能は低く、吸湿性が強く、吸湿性が強く、湿潤剤として歯磨に10%含まれている。キシリトールは、プラーク形成能、ミュータンス生息数も低い。サッカリンは、スクロースの500倍の強い甘味をもつ化学物質で、ダイエット用の非カロリー性甘味料として清涼飲料水、アイスクリームに添加されているが発癌性があることが指摘されている。アスパルテームは、スクロールの100倍以上の甘味があり、アスパラギン酸とフェニルアラニンから構成される合成甘味料である。
●Parent Behavior
ベントは、1歳児で親がクリーニングしていると、3歳児で虫歯にならないが、1歳児で歯肉炎、歯垢が付着していると3歳で虫歯が蔓延していることを見つけ、夜間に甘い物を飲むことが虫歯を増悪するので、Oral Hygiene Habitを早期に定着させる必要があるとした。
保護者の人が、子どものFissureをCleaningし、歯科医がPMTC、Fluolide塗布を行ことによって、初期カリエスが、3年間で再石灰化が達成され、カリエスフリーになることが示した。
Bentは、1歳児で歯肉炎、歯垢が付着していると3歳でCariesが蔓延し、1歳児で親がCleaningしていると、3歳児でCaries Freeになる、歯牙の萌出は、女の子は半年から1年萌出が早いので、性差を考慮する必要がある。第1大臼歯は、女子は5歳半、男子で7歳から7歳半で萌出し、この萌出時期にFissureをCaries Freeを保つ必要があることが明らかにされている。
萌出中の歯牙では48時間後で、歯牙の遠心窩、中央窩で4倍も早くプラーク沈着する。裂溝カリエスは全て萌出期のみに生じる。大臼歯は、1年から1年半で萌出するので裂溝カリエス罹患しやすいが小臼歯は、1~2月で萌出し、萌出期が短く、裂溝カリエスにならない。プラークコントロール、フッ素塗布し、徐放性のフッ素を含有するグラスアイモノマーのフジフリー、フジフリーLCなどを萌出期の歯牙にシーラントする。それが無くなっても、大臼歯が萌出しているので問題はない。完全に萌出したカリエスフリーの歯牙には、シーラントするということはナンセンスでオーバートリートメントということになる。完全に萌出した歯牙はカリエスリスクが無いからである。


Mouth Breathing

鼻づまりは、ドライマウス症候群を誘発し、唾液が出ないので唾液の殺菌作用、浄化作用を期待できないので免疫力が低下するだけでなく、虫歯、歯周病、口臭を誘発する。そのため、拡大治療が必要になる。


Foul Breath(口臭予防)
口臭には、歯科疾患に起因する場合と全身疾患に起因する場合がある。全身疾患による口臭には、1.呼吸器疾患、肺化膿症、気管支炎など。2.鼻疾患、鼻炎、蓄膿症、慢性扁桃腺炎、アデノイド、咽喉頭など。3.消化器疾患、慢性胃炎、胃糜爛など。4.代謝性疾患、糖尿病:甘酸っぱい臭い。肝臓疾患:鼠臭、腎疾患。白血病、糖尿病では、免疫機能を低下させ、歯周病を誘発し、悪臭を発する。5.熱性疾患、癌。6.口呼吸、薬物服用による唾液分泌低下などは口臭を強くする。 消化吸収されて血液中に入ったものが、肺でのガス交換で呼気に移行する、あるいは、その臭気物質が口腔粘膜に吸着するために起こる。口臭には、自臭症と他臭症があるが、自臭症とは、自分の口臭が強いと思いこむことで心因性口臭で、妄想性口臭症、口臭脅迫症、幻臭症、自己認識口臭症がある。他臭症は、口臭が強い場合で、口腔では、歯周病や虫歯、口腔乾燥症が原因し、全身疾患では、白血病:歯肉壊死することによって発する。 唾液は無臭であるが、体温である36°Cの元で、口腔粘膜の剥離物、食物残渣、水分が、細菌、特に嫌気性菌、蛋白質を分解することで腐敗発酵して口臭を発する。 口臭成分は、揮発性硫化化合物(VSC;メチルメルカプタン、硫化水素、ジメチルサルファイド)で、口臭の強さは、揮発性硫化化合物の量に左右され、昼食摂取1時間後が最低値になるが、食後3時間まで、増加し続ける。食物残渣、口腔粘膜剥離物、白血球などの蛋白質による分解、腐敗、唾液分泌量の減少による自浄作用の低下、グラム陽性菌から嫌気性菌への細菌の変化に起因している。唾液の分泌量に比して減少する。 ニンニク、アルコールは、胃腸で分解、吸収され、血液、肺を通して、口臭になる。アルコールは、分解されて変身したアセトアルデヒドが臭いを発する。 歯周ポケットが深くなる程、舌に付着した舌苔が厚くなるほど酷く、嫌気性菌が、揮発性の含硫化合物を形成する。 加齢で、口腔内乳酸菌が減少に比例して、女性は、月経、妊娠時にホルモンが影響して口臭が強まる。
Foul Breath Prevention
噛んで唾液を分泌させることで、臭気物質を胃に洗い流いながして口臭を軽減する。 緑茶に包含するフラボノイドに消臭作用があり、口臭を軽減する。実験によると、口臭の成分である硫黄化合物中のトリメチルアミン、メチルメルカプタンに1グラムの緑茶フラボノイドを入れた125ミリリットルの容器中、トリメチルアミンは、5分間で、メチルメルカプタンは20分で85%が消失した。フラボノイドは、唾液分泌を促進し、ガムや歯磨きペーストに入れられている。又、緑茶は、葉緑素を含み、葉緑素はクロロフィルと呼ばれる色素で天然消臭剤であり、歯磨き剤、ガム、空気清涼剤に入れられている。 口臭対策:ミツバチは、ポプラ、ぶな、松などの樹脂をかみ唾液中の酵素と混合されて形成されたプロポリスと呼ばれる樹脂で巣を作る。唾液中に包含したフラボノイドの殺菌作用で、巣は殺菌され、清潔に保たれる。消臭作用を有し、ガムにも配合されたり、フラボノイドを濃縮したプロポリスが健康補助食品として出回っている。
口臭の強い人に対し、抗トリフォモナス剤であるフラジール経口投与する。これは、口臭の原因菌である嫌気性菌、歯周病菌であるトリフォモナスジンジバイティスに効果がある。本来、女性の膣トリフォモナス症に使われているのであるが、口臭の強い患者に投与し、トリフォモナスジンジバイティスを死滅させる。膣トリフォモナス症は、嫌気性菌で歯周病菌であるトリフォモナスの増殖が原因して膣が強い悪臭を放つようになる。オキシドール、過酸化水素水(0.75%)は、酸素発生による殺菌、脱臭効果、発泡による洗浄効果によって口臭を消去する。
牛乳は、胃の中で、臭いを発生させる蛋白質を脂肪の膜で包囲する。又、牛乳、チーズなどの乳製品、のアミノ酸が、ニンニク臭の成分であるアリシンと結合し、アルコールに対しても効果を示す。果物、繊維性の野菜は、食物残渣を除去する効果がある。レモン、梅干、酸性の食品に包含する有機酸は臭いの元になる蛋白質を分解し、プラーク、食物残渣が腐敗発酵するのを防止する。又、酸性物の酸味は唾液分泌を促進し、自浄効果を促進する。
Self Care
夜は副交感神経が緊張し、体液は歯髄から歯冠に体液が流れ、日中は交感神経が緊張し歯冠から歯髄に流れるが、スタインマンは、マウスで交感神経を緊張させるブラディキニン(発痛物質)を投与すると、歯冠から歯髄に、外側から内側に体液が流れ17倍虫歯が発生すること見つけた。逆にベタネコールクロライドという物質を投与すると歯髄から歯冠に体液が流れるようになり、マウスは砂糖が投与されても虫歯の発生しないことを発見した。このように虫歯、歯周病はエイズと同じように日和見感染で、普段は問題を起こさないのであるが、情緒安定、ストレスはなどは唾液の分泌を減らすだけでなくで、適応能力が低下させ、歯科疾患を作ることを確認した。
攻撃欲求の強い人、攻撃性の強い人が、攻撃、性欲の抑制に直面すると、唾液中の上気道疾患の防波堤になるIgA抗体が低下し、続いて、ストレスホルモン、ノルエピネフリン値が上昇し、他人よりも病気に罹患しやすくなるのである。カルカッタの路上で貧しい人を世話しているマザーテレサの愛情などの感情を抱かせる映画を観た学生の唾液中の風邪、上気道炎系の病気から保護する抗体、IgAレベルが上昇、無気力を喚起する映画を観た学生のIgAレベルが低下した。他人を愛し慈しむ人のストレスホルモンであるノルエピネフリン値が低下させる。親密感に高い得点をあげた人のIgAレベルが高く、友情を求める人は概して健康体である。 私は人を攻撃したいが、気が小さくてできないので、年中、病気を患っている。
フロイトは、ユーモアと通して悪い状況を回避できるとした。ハンス セリエは、愛他主義的エゴイズムの持ち主は健康で長生きするとした。楽しくて誇りに持てるようなことをしたり、他人を喜ばせることは健康によいと思われている。微笑みが自律神経に作用し、ストレスに対する過敏さを緩和する。笑いが脳のエンドルフィン、エンケファリンのレベルを高め、鎮痛作用を引き起こし、炎症、感染のひどさを示す血沈速度を下げる効果がある。面白いことを見つけるとIgA抗体が増加する。ユーモアを常用している人はIgA抗体濃度が高いことが判明している。
ストレスによって、感染の防波堤であるIgA(免疫グロブリンA)抗体(人体に見られる5種類の抗体の内の一つ)が抑制され、歯周病、口内炎が発生する。鬱や不安は、自分に起こることをコントロールできないと考えている人に起こる。内面コントロールは自己効力、効果的に対処できる能力を信じることにつながる。セルフコントロール不能感は、免疫機能の影響する。物事を悲観的にみない対処術、自分に対する統制力を身につけることが大切になる。
1936年、カナダの生理学者ハンス・セリエは自然科学雑誌ネイチャーに「種々の有害作用から生ずる一症候群」という論文を発表した。この論文でストレスが定義され誰もが認めることとなった。動物は外からストレッサーとなる有害作用を受けると、脳下垂体から副腎皮質刺激ホルモンが放出され、副腎皮質ホルモンが増加し、アドレナリンが血中で増加する。ハンス・セリエはこれをストレスの正体と発表した。この状態になると、闘争逃走反応が起こり、筋肉が緊張し、血圧と脈が上昇し、血中の糖分が増加する。これを解消するには闘争か逃走をするしかない。現代人では運動すれば良い。セリエはストレスに対する反応に3段階あるとした。第1期は警告反応期で身体が上記のストレスに対応した状態になる段階、第2期は抵抗期で身体は警戒態勢を取り続け、そして第3期の疲憊(ひはい)期となる。第3期になるとストレス関連疾患が発症するとした。

マザーテレサはインドで多くの貧しい人を助けた。 ユーモアと通して悪い状況を回避できるとしたフロイト

歯磨き剤
歯磨き剤は、高級アルコール系洗剤を含有し、塩と異なり100% Naであるので、他のミネラル効果を期待出来なく、急性毒性は、ABSと同じである。 歯磨きペーストには、1.研磨剤として、アルミナ、炭酸カルシウム、ピロリン酸カルシウムなどが用いられている。2.湿潤剤は、ペーストが乾燥しないようにする為のものでソルビトール、グリセロールなどが用いられている。3.結合剤は、固体成分と液体成分が分離しないようにするもので、トラガカントゴム、アラビアゴムのような天然樹脂、アルジネートやカラゲナンゴムのような海草由来の親水コロイドが用いられる。4.界面活性剤は、表面張力を低下させ発砲させ、歯面のプラークや被膜を除去する。これらの海面活性剤は、ミュータンスに対する抗菌作用を持ち、グルカン合成酵素活性を阻害する。
デキストラナーゼ(dextranase)
1968年、フィッツジェラルドは、ペニシリウムというカビの一種から産生される蛋白質、デキストラン分解酵素であるデキストラナーゼが虫歯の抑制することを発見した。デキストラナーゼによって、歯の窪みである裂溝でミュータンス菌が生成する不溶性の付着物であるグルカンの構造が疎になるため、局所で産生される酸が唾液で希釈され、歯が溶ける脱灰が生じにくくなる。デキストラナーゼは不溶性のグルカンの生成を抑制し、ミュータンス菌にスクロースを投与しても、ミュータンス菌の歯の表面への付着能を喪失させ、虫歯を抑制することが判り、歯磨剤に投与されるようになった。
Xyritol
キシリトールは、ミュータンス菌の活性を抑制すると言われているが、キシリトールを食べ続けると、キシリトールで阻害されないようなミュータンス・レンサ球菌が増えてくることが判明し、慎まなければならないことが判った。 しかも、キシリトールは、糖アルコールの一つで、白樺やトウモロコシの芯を加工して製造される。糖アルコールには、ソルビト-ル、マルチトール(還元麦芽糖)、エリスリトールなど多くのものがあり、むし歯を起こさない甘味料として使用される。これらの糖に比べて、キシリトールだけがむし歯を起こす力が低いわけではない。

デキストラナーゼを配合する歯磨剤

キシリトールは食べ過ぎは慎む必要がある キシリトールだけがむし歯を起こす力が低いわけではない。


リカルデント
リカルデントは登録商標で、正確な名称はCPP-ACP(カゼインホスホペプチド‐非結晶性リン酸カルシウム)歯の再石灰化に重要な「リン酸カルシウム」が、歯になじみやすい状態で高濃度に含まれ、口腔内を中性にして、口腔内酸性度を低め、虫歯を予防する。
食事
食物にリン酸カルシウムを加えると虫歯発生が減少する。食品に含まれているリン酸塩を食物に添加すると虫歯抑制に働く理由。1.リン酸イオンにより歯のエナメル質の主成分であるハイドロキシアパタイトの溶解率が減少し酸による歯の脱灰を阻害する。2.エナメル質にリン酸カルシウムを再沈着させ、再石灰化を助長する。3.プラークの細菌が産生した酸の脱灰作用をリン酸塩が中和する作用がある。虫歯の充填物を詰めるのに、リン酸セメントが使用されている。粉末は、酸化亜鉛、液体は約50%のリン酸溶液であるが、歯髄刺激性がある。カルボキシレートセメントは、断熱性接着性が強く、酸性度が弱いので、歯髄に対する刺激もリン酸セメントに比較して弱い。チーズは添加物にリン酸カルシウムが配合され、虫歯を防止する。

リカルデントはリン酸カルシウムを含み、虫歯を予防する チーズは、リン酸カルシウムを含み、虫歯を予防する。

カリエス予防に重要な年齢
1.1-2歳の乳歯萌出期、2.5-7歳の第1大臼歯萌出期、3.11-14歳の第2大臼歯が萌出する時期である。しかし、性差があり、歯牙萌出は、女子が男子より半年(6か月)早く始まるので、カリエスの予防は女子から始め、それから男子の予防を始める。
1.1-2歳の乳幼児期,
2.5-7歳の第1大臼歯萌出期
最初の重要な年齢群は1-2歳の乳幼児で、乳歯の萌出期で、この時期に甘い味に習慣づけないようにする。最初の乳歯が萌出したらカリエス誘発性の細菌が母子感染しないように指導する必要がある。最初の乳歯が萌出したならば母親が子供の歯のクリーニングの習慣を確立させる。良い習慣は小さい時に確率することが大切である。
3.11-14歳の第2大臼歯が萌出する時期
3番目に重要な年齢は11-14歳の第2大臼歯が萌出する時期で、女子は11歳半、男子は12歳から始まる。大臼歯の萌出は、6番は12-14、7番は14-18ヶ月要し、咬合面カリエスは萌出期間中に生じる。
Premolar
小臼歯は1-2か月で萌出するので、萌出期に咬合面カリエスは生じない。虫歯を発症させる時期は14-15歳まで続く。 隣接面の初期カリエスに対し、第2次性徴期までフッ素塗布して予防しカリエスフリーを維持する。これらの方法で、生涯、カリエスフリーの状態を維持される。



Caries Risk Teeth
大臼歯の咬合面、大臼歯と小臼歯の隣接面
カリエスリスクの高い箇所は、大臼歯の咬合面、大臼歯と小臼歯の隣接面である。クリーニング、フッ素塗布を行う場合、このカリエスリスクの高い歯面を考慮にいれて行う必要がある。クリーニング2日後、最も、プラークの蓄積する歯の箇所を調べると大臼歯の咬合面である。乳歯の場合、プラーク形成が高いのは、上下の乳歯の大臼歯の遠心窩、中央窩、それに関連するフィッシャーにおいてみられ、乳歯のカリエスのほとんどは遠心窩、中央窩から始まる。大臼歯が咬合に参加するようになると、カリエスリスクは消失する。


大臼歯の萌出が終了するまでの間、母親にブラッシングのテクニックを指導し、仕上げ磨きを母親に実践してもらうと、初期カリエスの少々、発症したのみにすぎなく、充填の必要性が出現したものは皆無になる。完全萌出している場合、通常のブラッシングでよいが、完全に萌出していない場合は、回転テクニックが優れる。完全に萌出していない段階に親が行う電動の歯ブラシは、効果的で適応的である。12歳位になり、小臼歯がコンタクトし、完全に萌出したら自己診断を教育し、フッ素のついた歯摩剤、フッ素がついたデンタルフロスを使用し、隣接面のコントロールができるようにセルフケアを指導するCleaning
歯牙や舌のクリーニング、砂糖の摂取量を減少させ、口腔内酸性度を下げ、酸酸性菌減少させることで虫歯を予防する。
歯科医院でPMTC、Fluolide塗布を受けていると、初期カリエスであっても3年間で再石灰化が達成され、カリエスを改善され、これを行っていたお子さんは1例としてカリエスができない。
歯ブラシ、フッ素入り歯摩剤、フッ素入りのバーニッシュで歯ブラシのアクセス出来る歯面のカリエスが消え、DFSが下がる。大臼歯、小臼歯舌側、頬側の歯面、裂溝の部分、前歯の全歯面は清掃できる。またリスクある歯面をクリーニング行う。
炎症の度合いに相関する歯肉溝の滲出液。Sextonは歯肉炎滲出液が5倍の早くプラークを沈着させることを見つけた。頻繁にクリーニング、セルフケアで歯周組織を治癒させることによって、歯肉溝内の滲出液を除去させ、細菌が沈着しない様にする必要がある。
虫歯が発生する箇所は、大歯ブラシが出来ない臼歯、小臼歯の隣接面である。その為に、三角形のフッ素を含有したツースピックで清掃する。歯間乳頭部には、弾性があるので歯肉縁下2~3mm入る。セルフケアだけでなく、歯科医院でのツースクリーニングに拠る補足が必要だと思われる。プラークを染め出してから、フッ素入りの歯摩剤をつけて、往復運動型の電動ツースピックでクリーニングする。習慣ずけられている患者にニーズとして必要なのが、大臼歯と、小臼歯の隣接部である。われわれは患者さんにプロフェッショナルを示す。それには、プラークリテンティブファクターである歯面のラフ、充填物のオーバーハングを除去しなければならない
Clenning
虫歯が発生する箇所は、大歯ブラシが出来ない臼歯、小臼歯の隣接面である。その為に、三角形のフッ素を含有したツースピックで清掃する。歯間乳頭部には、弾性があるので歯肉縁下2-3mm入る。セルフケアだけでなく、歯科医院でのツースクリーニングに拠る補足が必要だと思われる。プラークを染め出してから、フッ素入りの歯摩剤をつけて、往復運動型の電動ツースピックでクリーニングする。習慣ずけられている患者に必要なのが、大臼歯と、小臼歯の隣接部である。われわれは患者さんにプロフェッショナルを示す。それには、プラークリテンティブファクターである歯面のラフ、充填物のオーバーハングを除去しなければならない。
フッ素
初期カリエスがあると歯面が荒くなるが、ここでカリエスを止めようとすると、損なわれていないような表面と、カリエスが止まった部分ではあまり差が無いので、初期カリエスに対し、切削、充填をしないほうが良いことが判る。悪化するかは個人の口腔内のペーハー(酸性度)に依存する。フッ素使用、プラークコントロールによって、エナメル質カリエスを止めることはできる。フッ素によって、虫歯の進行が阻止されるのは、フッ素がエナメル質にあるがあるかというよりも、弗化カルシウム、燐酸蛋白でコーティングされたものがどれだけあるかに関連している。しかし、エナメル病変が上下顎大臼歯舌側、隣接部にあるとすると、フッ素をいきわたらせることが困難になる。
マッケイ(コロラド州、開業医)は、コロラド州の人の中に、歯に着色が生じている人が居て、これらの人は虫歯が少ないことを発表した。当時の歯科界の重鎮、グルーン ブラック(ノースウェスタン大学教授)は、このコロラド褐色着色歯と言われた斑状歯は、他の州でも見つけ、井戸水を上水道としている地域に発生していることを確認した。1930年代、原因は、飲料水中の角のフッ素であることが判明した。フッ素は天然には遊離した形態で存在せず、塋石(CaF2)、氷晶石(Na3AlF3)などとして存在する。フッ素は胃や腸を介して吸収され、血中から腎を経て尿に排泄される。人体中のフッ素の95%は、骨と歯に含まれる。
フッ素はエナメル質表面のハイドロキシアパタイトと反応して、アパタイトの結晶格子を安定させ、フルオロアパタイトを生じる。それによって、口腔内のpHの変化に抵抗し、エナメル質の脱灰(溶解)を阻害する。加えて、エナメル質表層における再石灰化を促進する。低濃度では、連鎖球菌や乳酸桿菌の糖の代謝系(解糖系)、酸産生を阻害する。又、フッ素は、グルコースやフルクトースなどの菌体内への取り込みの過程を阻害する。リン酸のような弱酸によりエナメル質を酸処理(エッチング)すると、フッ素取り込むが促進される。
虫歯予防に重点を置いた歯磨き剤には、フッ化ナトリウム、フッ化リン酸ナトリウム、フッ化第1スズなどのフッ素化合物が0.2-0.8%添加されているが、それによって、虫歯の発生を減じると考えられている。その他、虫歯予防のフッ素洗口は、0.01-0.1%フッ素ナトリウム液にリン酸を加えて酸性にした溶液を一定の間隔で、口をすすいで、虫歯予防しようとするのであるが、薬30%の虫歯予防効果があると報告されている。フッ素塗布は、2%のフッ素ナトリウム、あるいは、8%のフッ化スズ溶液を歯面に塗布する方法であるが、フッ素塗布に先出し、歯面清掃する必要がある。1週間間隔で3-4回行って効果を引き出す。虫歯の発生が30-40%減少すると言われている。
フッ素の致死量は成人男子で、5-10gで、フッ素摂取で問題となるのはフッ素中毒である。上水道への添加による慢性フッ素中毒症、大量摂取による急性中毒がある。骨硬化症は、高濃度のフッ素の上水道を使用してきた人の見られる。癌、ダウン症、平均寿命、口腔粘膜フッ素アレルギーの懸念がある。虫歯予防填塞のシーラントの物質にビスフェノールAとグリシジルメタクリレートの還元産物であるBis-GMAが用いられている。重合反応は、過酸化ベンゾイルという物質によって触媒される。咬合面の虫歯の発生を高率で減じている。1年後に88%が歯面に接着しているとされているが、填塞後に口腔内にその物質が溶出していることが判明している。
フッ素はエナメル質表面のハイドロキシアパタイトと反応して、アパタイトの結晶格子を安定させ、フルオロアパタイトを生じる。それによって、口腔内のpHの変化に抵抗し、エナメル質の脱灰(溶解)を阻害する。加えて、エナメル質表層における再石灰化を促進する。低濃度では、連鎖球菌や乳酸桿菌の糖の代謝系(解糖系)、酸産生を阻害する。又、フッ素は、グルコースやフルクトースなどの菌体内への取り込みの過程を阻害する。リン酸のような弱酸によりエナメル質を酸処理(エッチング)すると、フッ素取り込むが促進ボウエンは、サルの静脈内に、ミュータンスの生菌を注射で、虫歯の発生が減少することを報告した。ワクチンは、フォルマリンや加熱によって殺菌した全菌体である。レーナー(英)はミュータンス加熱死滅菌をアジュバントと、繰り返し皮下注射すると血清抗体が上昇し、ミュータンスの歯面付着が阻害され、虫歯発生が減少する。ミュータンスで免疫したサルの血清からIgGを分離し、別のサルに注射すると虫歯の発生率が減少することを見出し、虫歯に罹患しにくい人は、唾液中のIgA濃度が高いことを示した。しかし、虫歯のワクチンが成功しないのは、免疫賦活剤の開発と歯は、他の臓器と異なり、体液の循環がないために抗体が作用しないことが判明した。